1.初めに
シーズン9を迎え、レート人口が大幅に減ったようです。
ORAS発売からかなり時間が経ったことも勿論ありますが、理由として一番大きいのは 害悪・運ゲー戦術の流行 なのではないかと思います。
僕は5回も対戦すれば1,2回はこの手のパーティに当たってしまいます、皆さんはどうでしょうか、
今回は害悪戦術の中でも最も面倒なムラっけまもみがオニゴーリの対策について書きます。
守るで回避を上げて来る戦法のため、100%勝つことはどのポケモンでも出来ませんが、今回僕が考えた対策方法なら、対面からなら 97.8%で勝つことが出来ます。
更に、後出しや、事前に麻痺を撒かれている状況でもかなり分が良い勝負が出来るのも特徴です。
2.ムラっけオニゴーリについて
特性:ムラっけによりターン終了時に 「A」 「B」 「C」 「D」 「S」 「命中」 「回避」 の7つの能力のうちどれか1つを2段階上げ、どれか1つを1段階下げる。
食べ残しを持ちまもみがを連打することで、回避や耐久を上げ絶対零度や氷の息吹で全抜きする。
オニゴーリのSは80なので、連続技や抜群の先制技を持たないS80未満のポケモンは基本的に全て起点にされてしまう。
更に、S80以上であってもオニゴーリは初手守るから入って来るため耐久や回避、Sを上げられるとたちまち起点になってしまう。
挑発やアンコールは必中ではないうえにオニゴーリを1撃で倒せなければ時間を稼がせてしまうだけなので根本的な対策にはならない。
一般的な対策としては、メガガルーラやメガヘラクロスが考えられますが、ガルーラは先制技が不意打ちしかないため零度の試行回数を増やしてしまう、またヘラクロスはメガシンカ前でしかも最速でなければオニゴーリを抜けず、ロクブラの命中率が90%と不安。
ファイアローも、身代わりを貼られた状態では反動で死んで行くだけ。
そこで僕が考えたのが、グロパンメガルカリオです。
3.グロパンメガルカリオの動き方
ルカリオ @メガストーン
性格:陽気 努力値:A252 D4 S252
技構成:インファイト / グロウパンチ / アイアンテール / バレットパンチ
メガルカリオに剣舞ではなくグロウパンチを持たせるメリットは2つあります。
1つ目は、HPを削ったマンムーやガルーラなどを上から倒しながら積める。本来ならルカリオと対面したとき交換安定のポケモンも、ルカリオの火力が高すぎるため引けなかったり、積み技警戒で引かなかったりすることがあります。他で削っておきさえ出来れば「交代安定だろうと思って剣舞を積んだら引かずに攻撃してきてやられた」というのを防げるというのは大きいでしょう。積み技読みで襷キノガッサを出されることもありますが、これもグロパン→バレパンで無償突破できます。
参考までに...メガルカリオのグロパンの火力
ASマンムー ← 64.8%~77.8%
203メガガルーラ ← 49.2%~59.1%
H244輝石ポリゴン2 ← 39.7%~48.1%
ASガブリアス ← 19.6%~24%
2つ目は、対オニゴーリ時、身代わりを割りながらAを上げることが出来る。
つまりムラっけでSを上げられてもバレパンで上から倒すことが出来ます。
これによりグロパンメガルカリオはオニゴーリをかなり高確率で倒せるようになります。
4.対ムラっけオニゴーリの勝率
先ずは対面したときオニゴーリがこのルカリオを突破できる確率を考えます。
計算は少々簡略化していますが、大体以下のようになります。
※前提として、オニゴーリは初手守る、努力値はH=16n+1、B<Dとなる H172 B36、
5.終わりに
如何でしたでしょうか。ルカリオが麻痺した状態でどれくらいの確率で勝てるかは計算していませんが、今の所このルカリオを使い始めてからオニゴーリには1度も負けていません。
積みサイクルや起点構築においては突破力のある剣舞や悪巧みが優れますが、ボルトランドコントロールなど他で削りながらエースポケモンの繰り出し回数を増やすような構築においてはグロパンを撃てる機械も少なくないので汎用性を失うこともありません。ちなみに副産物として、メガルカリオのつらいメガゲンガーも、気合玉がなければアイアンテール→バレットパンチで勝てるようになるといったメリットもあります。
source : Sit's Unusual Pokemons!