〜初めに〜
およそ5ヶ月ぶり、3回目となる環境考察記事です。ORAS発売から1ヶ月ほどしか経っていなかった前回と比べると環境が大きく変動しているのでそのあたりを重点的に考察していきたいと思います。
環境考察〜前編〜(1/23)
http://blog.livedoor.jp/entertaner/archives/1018244628.html
環境考察〜後編〜(1/23)
http://blog.livedoor.jp/entertaner/archives/1018366886.html
〜環境の変動〜
この5ヶ月における環境変動をざっと纏めていくと、
◯メガマンダの減少
◯ガルゲンの復権
◯ミトムマリルリゲッコウガ→スイクンという水枠の変動
◯スイクンランドボルトの台頭
◯天の邪鬼ジャローダの解禁
ということがあげられます。前回が発売直後だったこともあり、かなり大きく環境が変化していることが伺えます。
〜ポケモン別考察〜
1位 ガブリアス
安定のガブリアス。冷パンガルーラの存在によりガルーラへの優位性は崩れつつあるものの、抜群の安定感により相変わらずの首位となっています。
持ち物を見てみると襷が33.6%と採用率1位、以下2位スカーフ、3位鉢巻、4位ラムと続きます。スカーフが以前よりも伸びているのは舞わないメガマンダやメガゲンガーの増加が主な要因だと考えられます。シーズン8で素催眠ゲンガーが増殖したことからラムの採用がもう少し伸びると思っていたのでそこは想定外でした。またヤチェが4.4%と無視できないところまで増えているのが目につきます。冷パンガルーラや珠ボルトへの駒として今後どのように個体数が変わっていくのか楽しみです。
採用率は今後もTOPを独走し続けると思われます。
2位 ゲンガー
最近になり実質メガ枠1位の座を取り戻しました。メガガルーラに強いメガ枠である点、影踏みや補助技等の絡め手による起用さが評価されています。
型としては見逃せないのはシーズン8で流行した祟り目/攻撃技/催眠術/身代わり@珠という構成の所謂素催眠ゲンガーです。ガルーラ対面から交代際に身代わりを貼ることで催眠術の試行回数を稼ぐというもので催眠術を一撃必殺感覚で使える型として高レートで使われたのをきっかけに大流行しました。技単位では祟り目道連れの採用が伸びている反面、シャドボの採用率は低下してきています。
最近では催眠滅びなる新しい型も考案されつつあり今後も対策のポケモンであり続けると思われます。催眠術の流行は一過性のものだと考えられるためシーズン終わり頃には落ち着くでしょう。
3位 メガガルーラ
前回に引き続き3位にランクイン。技範囲の広さ故の型の豊富さによる相変わらずの受けにくさにより高い使用率を維持しているものの、クレセが環境的に動きにくいことから以前よりは数は減ってきている印象を受けます。
技を見てみると捨て身グロパン冷パンという技の採用が増えた反面、地震猫恩返しの採用率は落ちています。主にゴツメスイクンの増加により物理受けを突破できるグロパン捨て身が増え、一方低下火力でゴツメダメが蓄積される猫騙し恩返しの採用が低下してきていると考えられます。またランドロスが増殖したため冷パンも高い採用率を誇っています。
今後は相方筆頭のクレセの減少傾向が続きそうであり、そのためガルーラの使用率ももう少し下がることが考えられます。ただTOP3という位置はキープするでしょう。
4位 ファイアロー
環境上位のポケモンにタイマンから不利を取られず、ガモスバシャゲンガージャローダなどを上から縛れる点が評価され前回同様4位にランクイン。
型を見るとゴツメが減り珠が微増、持ち物順で見ると鉢巻>プレート嘴>珠>ゴツメとなっています。全体的にATとしてのアローの需要が高まってることが見受けられます。
現在は高い採用率を誇るもののオフ会などの大会では数を減らしており、スイクンボルトランドカバといった面々が多いことを考えると今後は少しずつ減っていくのかなと考えています。
5位 ギルガルド
前回と変わらずこの位置。シーズン8の最後にはバシャーモにランキングを抜かれていたものの奪取しました。
型としては今までは特殊が優勢だった物理と特殊の個体数がほぼ並んだのがまず目を引きます。スイクンゲンガーニンフィアの増殖によりラム剣舞が増えたのが物理型増加の大きな理由となっています。また交代先への負担を大きくかけられたり耐久に割いていないメガゲンを上から縛れたりする珠の採用率も伸びていますね。
現状は高い使用率を維持しているものの環境にリザバシャアローという炎タイプが多く、最近かなりの勢いで数を伸ばしているジャローダにも不利を取られることを考えると今後は使用率を少し落とすのではと考えています。
6位 バシャーモ
クレセの減少と相変わらずのガルゲンの多さにより6位にランクイン。
型を見て行くとまず目を引くのが剣舞の使用率の増加です。およそ1/4の型が剣舞を覚えているという状態であり安易なスイクンなどの後だしはリスクを伴うと言えます。またそれに伴い一時期は馬鹿力>飛び膝となっていたのが飛び膝が逆転しています。
ボルトスイクンランドという苦手なポケモンが増えている一方ジャローダという新興勢力には滅法強く少し読みにくいところはありますが今後も現在と同レベルの使用率を保つと考えています。
前編はここまでです。後編では7位〜12位のポケモンに関する考察と全体の総括などについて書くつもりです。是非ご覧ください。
source : ポケモンマスターに俺はなる!